リフォームするなら絶対に失敗したくない!
インターネットで調べても、企業宣伝や紹介サイトばかりです。
もっと中立に、ユーザー目線のものがあればいいと思い、私の経験と知っていることを皆さんに情報発信しています。
リフォームについて学んでいただけるような場所を作りたくて、ブログを立ち上げました。 よろしくおねがいします。
リフォームを計画したなら、使用する材料を抗菌・防カビ加工製品のSIAAマークが有るものを、ニューノーマル時代に備えて意識してみることをオススメします。
気にしてみると意外とたくさんの商品があるので紹介します。
Table of Contents
コロナ禍における住宅の考え
ウィズコロナの考えから ”ニューノーマル” 時代に対応していくリフォームを考えていくことが重要になってきました。
ニューノーマル(New Normal)
社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着することを指します。「新常態」とも呼ばれます。
世の中全体が、人との接触機会を減らすことやソーシャルディスタンスを保つことなど、生活様式の大きな変容が求められています。
同じように一番長く過ごす住宅の中もリフォームするなら、 ”ニューノーマル”に対応したリフォームをしたいものです。
リフォームで考えられることを以下にまとめます。
- 手に触れるものに対しての抗菌化
- 外から室内にウイルスを持ち込ませない工夫
- 換気・空調システムによる空気清浄強化
- テレワークや在宅ワークスペースが出来る部屋の確保
- 在宅時間増加に伴う光熱費の上昇を抑える対策
- 在宅時間が長期化することで、快適性を求めた住宅
- SIAA対応商品を使う
などが考えられます。
SIAA(抗菌製品技術協議会)
街でよくこのマークを見かけますよね
これは、SIAAが制定した、抗菌・防カビのシンボルマークです。
3つの基準を満たした製品にのみSIAAマークの表示が認められています。
抗菌とは
長期に亘って菌を増やさない様にすることを抗菌と言います。
細菌を一時的に死滅・除去する殺菌・除菌とは区別されます
防カビとは
防カビ加工されていない製品の表面と比較し、
特定のカビの生育が基準より抑えられる事です。
抗ウイルスとは
製品上の特定ウイルスの数を減少させることを言います。
SIAA(抗菌製品技術協議会)とは、
適正で安心できる抗菌・防カビ加工製品の普及を目的とし、抗菌剤・防カビ剤および抗菌・防カビ加工製品のメーカー、抗菌試験機関が集まってできた団体です。
業界だけでなく、消費者代表、専門家および行政などの幅広い意見を聞きながら、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品に安心のシンボルSIAAマーク表示を認めています。
優良な抗菌加工製品および防カビ加工製品の普及を目的に
以下のことを制定しています。
ポイント
- 品質と安全性に関する自主基準
- 品質と安全性に関するデータ等の自主登録規定
- 抗菌加工製品および抗菌剤の表示・用語等に関する規定
- 「SIAAマーク」の運用規定
- 抗菌加工製品および抗菌剤についての抗菌管理責任者規定
- 抗菌試験管理士規定
- 防カビ剤ポジティブリスト運用規定
SIAAの登録加工製品検索の方法
SIAAのホームページで、抗菌・防カビ・抗ウイルスの登録製品を検索することが出来ます。
その検索方法の手順を説明します。
■検索手順
◎ホームページを開く
https://www.kohkin.net/index.html
◎右下の「登録加工製品検索」をクリック
◎右側にある条件検索で選択する
・ジャンルを選択
「住宅建材/設備」
「トイレ関係施設/用品」
「キッチン関係施設/用品」
「浴室関係施設/用品」
上記のどれかを選択
・分類を選択
上記のいずれか選択すると、それに関連する分類が表示されるので選択。
解らなければ空欄で良い
・加工内容を選択
「抗菌加工」
「防カビ加工」
「抗ウィルス加工」
「抗ウィルス加工」を選択 ※複数選択可能
◎選択できたら検索をクリック
このように一覧がでますので参考にしてください。
抗ウイルス、抗菌加工対応商品の紹介
室内の仕上材などを抗ウイルス、抗菌加工対応商品にすることで、安心な空間にすることが出来ます。
各メーカーから販売、販売予定の商品を紹介します。
■床材
◎フローリング
メーカー:パナソニック
表面に抗ウイルス加工(※1)を施した床材、1.5 mmリフォームフローリング「USUI-TA(ウスイータ)」、「ベリティスフロアーW ハードコート クリア」、「ベリティスフロアーS ハードコート」の3タイプを2021年2月1日に発売します。
◎フローリング
メーカー:朝日ウッドテック
表面化粧材に無垢材ひき板を使用したフローリング材「LiveNatural Premium(ライブナチュラル プレミアム)」に抗ウイルス機能を付与した「LiveNatural Premium〈抗ウイルス仕様〉」の販売を2020年10月に開始した。
無機系の抗ウイルス剤を配合した塗装を、フローリングの表面に施している。SIAA(抗菌製品技術協議会)が定める「特定ウイルスが24時間後に99%以上減少すること」という基準をクリア。空気中を漂い、床に落ちてきた特定ウイルスを減少させて、フローリングを衛生的に保つ。
◎クッションフロア
メーカー:サンゲツ
消臭レストリューム
トイレなどにおすすめの抗ウイルス・消臭機能付きワックスフリーコーティング仕様の床材です。
◎カーペット
メーカー:サンゲツ
5つの機能を持った複合機能カーペット
光触媒チタンアパタイトがウイルスや菌、アレル物質を除去します。
光触媒チタンアパタイトは細菌やウイルス、花粉などの空気中の有毒物質を従来の光触媒よりも高い吸収率でとらえ、太陽の光によって二酸化炭素(CO₂)と水(H₂O)に分解します。
◎タタミ
メーカー:嵯峨商事株式会社
畳の専門商社、(本社:富山県高岡市)
昨今の感染症対策の観点から、抗菌・抗ウィルスの効果を付与した畳を求める声を沢山いただいたことから、抗菌・抗ウィルス剤の特殊コーティング技術の開発を重ね、抗菌・抗ウイルス加工畳の製品化を実現いたしました。製品化が実現した“畳業界初” の抗ウイルスSIAA(抗菌製品技術協議会)認定を取得した抗菌・抗ウィルス加工畳「エバーグリーン」<ダイケン健やかおもてシリーズ>(以下、抗菌・抗ウィルス加工畳)を、2021年1月22日(金)より受注及び生産開始いたします。
■壁材
◎壁紙
メーカー:サンゲツ
抗ウイルス壁紙
表面に抗ウイルス剤をコーティングした壁紙です。
ウイルス表層のタンパク質を変性・破壊し、壁紙表面に付着したウイルスに効果があります。
◎カーテン
メーカー:サンゲツ
抗ウイルス・抗菌カーテン
アースプラス™加工によりカーテンに付着したウイルスや細菌を吸着・分解します。
◎塗料
メーカー:大日本塗料
https://www.dnt.co.jp/products/building/
抗菌や抗ウイルスの効果を備えた室内用の水性塗料「COZY PACK Air(コージーパック エアー)」を2020年4月に発売した。
臭いがほとんどなく、VOC(揮発性有機化合物)を含まない塗料「COZY PACK」に、抗菌や抗ウイルスの効果を加えた。室内照明の光で光触媒が機能し、菌やウイルスを不活性化するという。
ノロウイルスなどが塗装面に付着した場合は4時間後に、大腸菌などの菌類は8時間後に、それぞれ不活性化することが第三者機関の試験で実証されている。新型コロナウイルスへの効果は、まだ確認できていない。
学校や病院、オフィス、店舗、住宅などの内壁で、塗装してある箇所に使用できる。クロスの上からでも塗装可能だ。VOCを含まないので、シックハウス症候群の心配もない。
◎ガラス
メーカー:日本板硝子
https://www.nsg.co.jp/ja-jp/architectural/glass-technology
ウイルスクリーン/透明素材
抗菌・抗ウイルスガラスの同製品は、蛍光灯やLED照明などの可視光によって、ガラス面に付着する99%以上のウイルスを低減する。通常の光触媒は紫外光応答型だが、本製品はガラス面にコーティングされた光触媒膜が、より感度の高い可視光応答型となっており、室内照明でも光触媒効果を発揮する。
■建材・金物
◎取手
メーカー:長沢製作所
https://www.nagasawa-mfg.co.jp
室内用ドアレバー 抗ウイルスと抗菌の2つの機能を備えた室内用ドアレバー「Vi-Clear(ヴィークリア)」を2020年9月に発売した。
抗ウイルス効果がある塗料を使用する。24時間で99.9%以上のウイルスを減少させる効果が、外部試験機関の試験結果で確認されている。効果は長時間持続し、細菌の増殖も防ぐ。SIAA(一般社団法人抗菌製品技術協議会)の認証を、抗ウイルスと抗菌の2部門で取得している。
取り付けるのにねじが要らない、ワンタッチ機構を採用。簡単に設置できる。既存のレバーハンドルやドアノブとの交換に幅広く対応する。
◎総合建材(建具・造作材)
メーカー:大建工業
建材一式
DAIKENの抗ウイルス機能『ビオタスク』大建工業
DAIKENの建材だけが持つ抗ウイルス機能の同製品は、空気中や手から製品上に付着した特定のウイルスの数を減少させる。
レバーハンドルや手すり、カウンターなど様々な部位に『ビオタスク』機能を付与した製品をラインアップしています。
他にもたくさんの商品があると思いますが一例です。
まとめ
この時期にリフォームを計画するのであれば、このタイミングで”ニューノーマル時代”に合わせた形にしてもいいのではないでしょうか。
これからの商品は、ますますこの様な対応となってくると考えられます。
あっという間に時代遅れの建物になりかねませんので取り入れておきましょう。
今回の内容をまとめます。
”ニューノーマル時代”に対応するために考えられること
- 手に触れるものに対しての抗菌化
- 外から室内にウイルスを持ち込ませない工夫
- 換気・空調システムによる空気清浄強化
- テレワークや在宅ワークスペースが出来る部屋の確保
- 在宅時間増加に伴う光熱費の上昇を抑える対策
- 在宅時間が長期化することで、快適性を求めた住宅
- SIAA対応商品を使う
以上となります。
『リフォームするなら絶対に失敗したくない!』 を念頭にして考え、今後もリフォームについて発信していきます。
参考になったことなど有りましたら教えていただけると今後の励みになります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。