リフォームの心配ごとの解決策を全4話にまとめました。
全4話の紹介はコチラを参照してください。
今回はその中の、第2話【見積りで不安を感じたら】について紹介していきます。
Table of Contents
リフォームの心配事
リフォームは出来上がったものを購入するわけでないため、出来上がるまでの間、ちゃんと出来上がるか不安になります。
また、こちらの思った通りに出来上がるのか心配です。
建築という世界で、専門的なことが多く、多くの業種の方たちが携わる業界で、建築知識のないユーザーに取って非常に心配なことが多いと思います。
最後まで信頼できるリフォーム業者と出会えばそれでいいのですが、「契約まではよかったのに!」とか、「工事始まるまではよかったのに!」
など、契約してからの心配ごとも増えます。
今回は、見積りにポイントを絞り、見積りの心配ごとが少しでも解消できるような、公的機関や法人のサービスサイトなどを紹介したいと思います。
いろんなケースで対応できるサイトがあります。
詳しく説明していきたいと思います。
リフォームの見積りで不安を感じたら
リフォームを進めていく上で、最終的には見積り金額で判断します。
その見積り金額が妥当なのか不安を感じたら、その見積りについてチェックする仕組みや価格に関する情報を活用出来るサービスがあります。
■住宅リフォーム見積チェックシステム
ここでは、消費者の皆様が安心してリフォーム工事にのぞめるように、ご自分でリフォーム費用を調べたり、予定するリフォームに応じた見積書式を作ったりできます。
※上・中級者向けになり、全くの初心者は難しいように思います。
運営:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争支援センター
この財団は、住宅政策の推進の一翼を担い、「住宅品質確保法」、「住宅瑕疵担保履行法」に基づき、消費者の利益の保護や住宅紛争の迅速、適正な解決を図るため、住宅相談、住宅紛争処理への支援等の幅広い業務を行っています。
また、消費者が安心してリフォームを行える健全なリフォーム市場の整備を目指し、情報提供業務を行っています。
住宅リフォーム見積チェックシステムは、
大きくは 見積りセルフチェック、モデル見積り書式の作成 見積り事例の3つの構成です
◎見積りセルフチェック
自分で見積りのチェックするための7つのポイントを時系列に順を追って説明しています。
各ポイントの内容を詳細に説明しています。
7つのポイント
①複数の見積書を取って比較しましょう
②見積書を受け取ったら、まずは「自分の望むリフォーム」の再確認から
③工事箇所、数量、仕様や単価を確認しましょう
④こんな見積書には注意が必要です
⑤見積書から事業者が見えてくる
⑥安心な契約のために ~ さらに確認!
⑦見積書の金額は、契約後には変えられない!
◎モデル見積り書式の作成
まず最初に「戸建」と「リフォーム」のどちらか選びます。
今回はマンションで選択してみます。
大きく内装と設備の項目があり、更に細かく分類されています。
今回は仮にすべてチェックしてみます。※床は4つのうちどれか選択します。
次へを押すと、下記のように選択した内容がまとめられます。
モデル見積書式の作成ボタンを押すと下記のようなモデル見積り書式が出来上がります。
PDFとExcel書式にてダウンロード出来ます。
詳細の工事項目までわかるようになっているので参考になります。
次の見積もり事例と金額を比べてみるといいと思います。
◎見積り事例
まず最初に「戸建」と「リフォーム」のどちらか選びます。
今回はマンションで選択してみます。
「内装」「設備」「造作等」の3つの項目で表示されます
諸経費の計算も補足されています。
「内装」項目の、天井を高くし、空間を広げるをクリックしてみます
このように詳しく表示されます。
注意点等詳しく書いていますので、理解しやすいと思います。
同じように、他の詳細項目もクリックしてみてください。
以上から、リフォーム業者からの見積り金額が大きく違う場合は、その内容を詳しく聞くなり、この様な参考価格があるので再検討をお願いしてもらうといいと思います。
■スマイルダイヤル(リフォーム見積りチェックサービス)※無料
http://www.chord.or.jp/reform/consult.html#mitsumori_box
ここでは、これからリフォーム工事の契約を予定している方(発注予定者)から実際に見積書をお送りいただき、無料でチェックするサービスを行っています。
「見積書をもらったけど、何が書いてあるかよくわからないわ」「お願いしたリフォーム内容がちゃんと入っているかしら」など、リフォームの見積書について不安などがありましたら、ご相談ください。
運営:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争支援センター
運営している、公益財団法人 住宅リフォーム・紛争支援センターが、「住まいるダイヤル」という電話相談窓口があります。
そちらに電話で相談する形になります。
◎リフォーム見積りチェックサービス相談手順
step
1電話 (0570-016-100) でご相談ください。不安点など概略のお話を伺います
step
2見積書や図面などをお送りください(郵送、ファックス)
step
3相談員が図面と見積書を照合し、見積項目や数量の確認、見積書の単価と市場価格等との照合、技術的観点からチェックします。
step
4リフォーム業者に確認するポイント、リフォームを進める上で注意するポイントなどについて、後日、電話で助言します。
■リフォームに関する価格情報
一般財団法人 経済調査会が発行する、リフォームに関する価格情報をまとめた書籍があります。
解体や撤去などリフォーム工事特有の単価、諸経費の解説なども充実しているので、見積りチェックに役立ちます。
◎積算資料ポケット版 リフォーム編
戸建て住宅、マンション専有部分のリフォームなどに必要な工事単価が部位別に掲載されています。
三千円ほどするので、図書館などにあれば利用するといいと思います。
図書館の書籍検索で調べてみてはいかがでしょうか。
★まとめ
見積り金額は、何が適正金額なのか判断が難しいですよね、今回紹介したサイトなら公益財団法人なので偏った情報ではなく、一般的な判断基準が出来るので、参考になると思います。
それでもリフォームは、特殊であるため各業者の金額はバラバラになり、ユーザーの判断にかかるところがあります。
それでも判断に迷う場合は、無料電話相談を利用するのもいいと思います。
今回説明した内容をまとめます。
・住宅リフォーム見積チェックシステム
・スマイルダイヤル(リフォーム見積りチェックサービス)※無料
http://www.chord.or.jp/reform/consult.html#mitsumori_box
・積算資料ポケット版 リフォーム編
以上の3点を参考にしてみてはいかがでしょうか
リフォームするなら絶対に失敗したくない!を念頭に考えて発信しています。
インターネットで調べても、企業宣伝や紹介サイトばかりです。
もっと中立的でユーザー目線のものがあればいいと思い、私の経験と知っていることを皆さんに情報発信しています。
リフォームについて学んでいただけるような場所を作りたくて、
『リフォームを考えたら学べるブログ』を作りました。
今後もリフォームについて発信していきます。どうぞ、よろしくおねがいします。
参考になったことなど有りましたら教えていただけると今後の励みになります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次は、第3話【トラブルになりそうなら】について紹介していきます。
リフォームの心配ごとの解決策を全4話にまとめました。
全4話の紹介はコチラを参照してください。