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リフォーム 知識・学び

【リフォーム計画】国土交通省の住生活総合調査の結果をみて③

kokochi
こんにちは、日々の生活をもっと大切にして、ここち良い暮らしを日々目指している「kokochi」です。 ここち良い暮らしに欠かせない『住居』そのリフォームについて取り上げています。

リフォームするなら絶対に失敗したくない!

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もっと中立に、ユーザー目線のものがあればいいと思い、私の経験と知っていることを皆さんに情報発信しています。

リフォームについて学んでいただけるような場所を作りたくて、ブログを立ち上げました。 よろしくおねがいします。

今回も続きで3回目となります、国土交通省住宅局が、令和2年8月7日に、住生活総合調査結果(確報)を公表したので、リフォームの考え方として参考になるので紹介したいと思います。

調査結果について、私が思ったことなどを述べさせていただきます。

あくまでも個人の思った意見ですので、参考程度にして頂ければと思います。

【前回と同じですが】住生活総合調査って?

国土交通省住宅局が5年周期で実施し、住生活の安定・向上に向けての基礎資料を得る目的での調査している。

今回は、平成30年12月1日現在の状況で実施し、令和2年8月7日に、住生活総合調査結果(確報)を公表。

【前回と同じですが】調査の概要

■回答者の属性(大まかなところで)

◎地域

木造住宅密集地※ 1.3%

ニュータウン 6.6%

その他の市街地 53.8%

市街地以外 38.3%

※住宅戸数密度が 80 戸/ha 以上、 かつ、調査区の木防率 2/3 以上 

◎住宅タイプ

持ち家 70% : 借家 30%

・持ち家70%の内訳

一戸建て・長屋建:60.4%

共同住宅:9.4%

◎世帯年収

300万未満:34.3%

300~500万未満:27.5%

500~700万未満:16.4%

700~1000万未満:13.3%

1000~1

30~39際:10.1%

40~49際:15.6%

50~54際:8.8%

55~59際:8.9%

60~64歳:9.5%

65~74際:23.9%

75歳以上:18.0%

結果の概要

リフォームの参考になりそうな部分と思うところを抜粋しています。

■高齢期の住まい方

高齢者世帯について、今後の住まい方を集計

①高齢者世帯における子との住まい方別の総合的な評価 
非常に不満 多少不満 まあ満足 満足
全体 3.1% 18.4% 55.9% 22.1%
高齢者世帯:子はいない 2.4% 17.2% 55.4% 24.5%
高齢者世帯 一緒に住んでいる  3.2% 17.9% 54.4% 23.9%
高齢者世帯 徒歩5分程度の場所に住んでいる  1.9% 13.8% 57.8% 25.8%
高齢者世帯 片道1時間以上の場所に住んでいる  2.6% 19.3% 54.7% 23.1%

住宅及び居住環境に対する総合的な評価に関する不満率 (非常に不満+多少不満)は、全体と高齢者世帯ではあまり変わらない。不満は同じとなる。

高齢者の住まい方で少し違うところは

高齢者世帯同居や高齢者世帯が片道1時間以上の場合よりも、徒歩5分以内に住んでいる場合は不満率が低い。満足率でいうと、83.6%と高い。

同居となると不満など出来るが、いつでも行ける範囲がちょうどいいのかもしれません。

②2 高齢者世帯(単身・夫婦)が考える住宅及び居住環境に関して重要と思う項目 
高齢者世帯 全世帯
日常の買物などの利便  34.3% 35.6%
地震時の安全性  31.3% 33.7%
治安  30.8% 39.8%
医療・福祉・文化施設などの利便  30.5% 24.5%
日当たり  28.9% 34.3%
防犯性  21.2% 26.7%
災害時の避難のしやすさ  20.9% 17.8%
高齢者への配慮(段差がない等)  19..9% 12.9%
台風時の安全性  19.5% 19.4%
福祉・介護の生活支援サービス  18.9% 12.4%
道路の歩行時の安全性  17.3% 16.8%
火災に対する安全性  16.2% 15.3%
近隣の人やコミュニティとの関わり  15.4% 13.3%
敷地の広さや日当たり、風通しなどの空間のゆとり  14.7% 14.8%
騒音・大気汚染の少なさ  14.6% 17.6%
広さや間取り  14.5% 25.4%
水害・津波の受けにくさ  14% 14.8%
通勤・通学の利便  12.5% 28.2%
収納の多さ 使い勝手  9.5% 18.7%

上から高齢者の重要と思われる度合いが高い順に並べています。

全体での重要度の1番高い項目は、「治安」です。

高齢者世帯と全体で5ポイント以上開きのある項目を赤文字で示しました。

治安については、高齢者のほうが全体より低いのが意外です。

日当たりに関しても、日中に在宅が多いと思うが、全体より重要度が低い

広さや収納は事足りているのでしょうね

④高齢者世帯(単身・夫婦)の改善(リフォーム)の目的 
◎高齢者世帯(夫婦)
  • きれいにする(傷みを直す) :66.4%
  • 高齢期の住みやすさ :51.0%
  • 使いやすさの向上:41.7%
  • 性能の工場(断熱性・省エネ性):27.3%
  • 災害時の安全性の向上:20%
  • 親・子などの同居:8.7%
  • 広さや部屋数:6.2%
◎高齢者世帯(単身)
  • きれいにする(傷みを直す) :62.6%
  • 高齢期の住みやすさ :48.9%
  • 使いやすさの向上:39.5%
  • 性能の工場(断熱性・省エネ性):32.9%
  • 災害時の安全性の向上:23.1%
  • 親・子などの同居:15.5%
  • 広さや部屋数:12.5%

単身と夫婦ではあまり変わらないですが、「親・子などの同居」については差が出た。単身者はやはり寂しいのか、心配で同居を望むリフォームの希望が多くなっている。

⑤高齢期における子との住まい方(距離)の希望 

高齢期において求める子との住まい方

  • 子と同居する(二世帯住宅を含む) :11.6%
  • 子と同じ敷地内の別宅に住む、または同じ住棟内の別の住戸に住む :7%
  • 徒歩5分程度の場所に住む」 :6.6%
  • 片道15分未満の場所に住む :8.1%
  • 片道1時間未満の場所に住む:6.6%
  • 特にこだわりはない:33.5%
  • その他:22.2%

住まい方の希望は完全にバラバラで其の世帯の事情によるものと思います。

最も多いのは特にこだわりがないですね。

⑧家計主の年齢別の今後の住み替え意向のない理由 

住み替え意向のない全世帯に対して家計主の年齢別に住み替え意向のない理由は

60~64歳  65~74歳  75歳以上 
現在の住まいで満足 60.8% 59.6% 60.5%
住み慣れている 63% 63.9% 68%
親族、友人が近くにいる 24.4% 26.4% 30.3%
思い入れがある 23.5% 23.2% 23.2%
仕事の都合で転居できない 5.7% 3.8% 3%
費用の都合がつかない 22.8% 22.2% 15.5%
雇用や家計の先行きが不安 9.2% 6.8% 5.1%
住み替えが面倒 17.2% 16.9% 15.2%
他に住める場所がない 10.7% 11.3% 11.9%
住み替える理由がない 50.2% 49.8% 50.4%

このアンケートでは特に差はなく、不満もないし、住み慣れた、友達もいるこの場所が気に入っているということでしょうか

以上になります。

合計3回に分けての最後となりました。

まとめ

今回は、住生活総合調査の高齢者についてまとめました。

住宅に対する思いは高齢者もほぼ同じ考えで、あまりかわりなかったのが印象です。

日常の便利性を考えて、広さや収納よりも高齢者への配慮のリフォームが望まれるイメージです。

リフォームするなら絶対に失敗したくない! を念頭にして考え、

今後もリフォームについて発信していきます。

参考になったことなど有りましたら教えていただけると今後の励みになります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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