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ライフスタイル リフォーム

リフォーム【ニューノーマル】な考え方

kokochi
こんにちは、日々の生活をもっと大切にして、ここち良い暮らしを日々目指している「kokochi」です。

ここち良い暮らしに欠かせない『住居』そのリフォームについて取り上げています。

リフォームするなら絶対に失敗したくない!

インターネットで調べても、企業宣伝や紹介サイトばかりです。

もっと中立に、ユーザー目線のものがあればいいと思い、私の経験と知っていることを皆さんに情報発信しています。

リフォームについて学んでいただけるような場所を作りたくて、ブログを立ち上げました。 よろしくおねがいします。

今回は前回に続き、リフォームを計画したなら、【ニューノーマル時代】に対応した6つのポイントのうち残り3つについてお話しします。

コロナ禍における住宅の考え

ウィズコロナの考えから ”ニューノーマル” 時代に対応していくリフォームを考えていく提案が重要になってきました。

ニューノーマル(New Normal)

社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着することを指します。「新常態」とも呼ばれます。

世の中全体が、人との接触機会を減らすことやソーシャルディスタンスを保つことなど、生活様式の大きな変容が求められています。

同じように一番長く過ごす住宅の中もリフォームするなら、 ”ニューノーマル”に対応したリフォームをしたいです。

”ニューノーマル”に対応したリフォームとは

  1. 手に触れるものに対しての抗菌化
  2. 外から室内にウイルスを持ち込ませない工夫
  3. 換気・空調システムによる空気清浄強化
  4. テレワークや在宅ワークスペースが出来る部屋の確保
  5. 在宅時間増加に伴う光熱費の上昇を抑える対策
  6. 在宅時間が長期化することで、快適性を求めた住宅

などが考えられます。

前回までの記事紹介

手に触れるものに対しての抗菌化

この内容はコチラのページで確認お願いします。

リフォーム計画は、【ニューノーマル時代】抗菌・防カビ加工製品SIAAマークをチョイス!

外から室内にウイルスを持ち込ませない工夫

換気・空調システムによる空気清浄強化

この内容はコチラのページで確認お願いします。

リフォーム計画は【ニューノーマル時代】に対応した考え方!

テレワークや在宅ワークスペースが出来る部屋の確保

よくニュースなどで在宅ワークが取り上げられています。

この在宅ワークをするためにリフォームの需要が増えているそうです。

一昔前は、「自分の書斎を持ちたい」が夢でも有りましたが、違う形で現実になりそうです。

ワークスペースを作るとなると、なかなか難しい問題がでてきます。

そのあたりを考えてみましょう。

■考えられる問題点

考えられる問題点

  • 仕事であるため、住居ゾーンと区別したい。
  • 自宅であるため、仕事に集中出来ない。
  • 仕事関係者にプライベートが知られたくない。
  • ダラダラと仕事をすることでメリハリがない。
  • 在宅ワークをすることで家族への影響が心配。
  • 設備投資の費用が心配。

以上のような心配事になると思います

それをもう少し整理すると以下のような問題を対策すればいいと思います。

整理すると

  • 間取変更やスペースの問題
  • 音の問題
  • Zoom などのテレワークで背景として部屋の状況が映る問題
  • インターネット環境、コンセントなどの電気通信設備・機器の問題
  • 仕事環境(在宅ワークの環境)の問題
  • 設備投資(何が必要)

この対策方法は、個人差や環境、状況など様々です。

実際には、リフォームの専門家とじっくり話し合い解決しましょう。

◎間取変更やスペースの問題

1番ネックになるところです。

独立した部屋があればそこを利用すればいいのですが、部屋がない場合は間取りも変更が必要になります。

ただし、注意が必要なのは、あまり部屋を独立させると将来使いづらくなります。

これから先のライフスタイルも同時に考えなければなりません。

  • 子供部屋はいつまでも必要ではない
  • 在宅ワークが続くのか?今後続ける決意があるのか
  • 定年後の計画を考えているか
  • この先もリフォームを考えられるのか

◎音の問題

音の問題は、2つの方向で関係します。

①自分の自宅の環境音が、会社や関係先に伝わること

②仕事上の会話や雑音が、家族の生活空間に影響を与えること

このことを気にすると、仕事面でパフォーマンスが発揮出来ません。

防音・遮音対策が必要ですが、ここは突き詰めるとコストがかなりかかります。

◎Zoom などのテレワークで背景として部屋の状況が映る問題

ビデオ会議などで、自分の仕事の環境や自宅の具合が映り込んでしまいます。

他の会議参加者の背景とも比べられてしまうので、できればスッキリとしたいところです。

ソフト側でも背景を調整できますが、失敗する場合もあります。

せっかく専用の部屋を作るなら、かっこよく、パフォーマンスの発揮できる空間にしたいですね。

◎インターネット環境、コンセントなどの電気通信設備・機器の問題

コンセントがたくさん必要です。タコ足配線にならないよう、スッキリさせたいものです。

リフォームするなら、そのあたりもきっちり押さえておきましょう。

基本はスッキリとシンプルで且つ機能的にするのがベストです。

音声で機械操作する機能や、BGMも天井照明に内蔵されたスピーカーから流れるなどいろいろとあります。

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パナソニック(Panasonic) スピーカー付ダウンライト LGB79001LB1

◎仕事環境(在宅ワークの環境)の問題

ただ「仕事する場所を確保した」ではいい仕事が出来ません。

いい仕事をするためには環境が大切です。今まではオフィス仕事だったので自分の個性や配置が思うように出来なかったが、在宅ワークとなると考え方は「自分」でいいわけです。

最高のパフォーマンスが出来る空間にすることで、結果を出せばいいと思います。

いい環境とは

まずは、空気環境(温度、湿度、臭い)次に音、使い勝手、そして視覚。

私の意見ですがこの順番で選択していけばどうでしょうか。

◎設備投資(何が必要)

1つの考えとして、自分の仕事をする場所に、いくら投資出来るか考えてみるのはどうでしょうか?

前向きな捉え方をして、「仕事の結果を出すため」と考える人や、「ただ仕事ができればいい」と思う人では、意味が違うので計画の内容も変わります。

その場合の目安として、いくら投資出来るか考えるとわかりやすいのかもしれません。

ただし、在宅勤務に必要な最低限は揃える必要があります。

在宅時間増加に伴う光熱費の上昇を抑える対策

これからの社会は、外出が減り自宅で過ごす時間が増えます。

在宅時間が増えると、必然的に光熱費が増えます。

在宅ワークをするようになればますます変わります。ひどい場合は従来の倍以上増えるのではないでしょうか?

そうなれば光熱費も馬鹿になりません。

うまく抑える方法を考えてみましょう。

■コスト面で考えられる問題点

問題点

  • 在宅ワークの為の設備投資
  • 在宅ワークによるエアコンの稼働時間
  • 在宅ワークによる家電・機器使用に伴う電気使用量
  • 安易に印刷が出来ない、印刷コスト、品質
  • 手洗い、トイレに係わる水道代

こんな感じだと思います。

しかし、間接的に以下のメリットがあります。

コストに換算しにくいですが、上記で述べたコストが増えたとしても、下記で述べるメリットを考えると、十分の見返りがあると思います。

■在宅ワークによるメリット

メリット

  • 通勤時間がなくなり時間が生まれる
  • 通勤時間がなくなりストレスが減る
  • 働き方が自由になる
  • 衣服の購入、クリーニング費が減る

■現実面でのコスト検証

◎電気代について

電気代の考え方

電気の使用量を測る単位 kWh キロワットアワー

1kWh=1kW(1,000W)の電力を1時間使ったときの電気量

電気料金の計算式

電気料金    kWh(電気量)✕ 料金単価

東京電力の場合(2020年時点)

最初の120kWhまで(第1段階料金) 19円88銭
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 26円48銭
上記超過(第3段階料金) 30円57銭

◎エアコンの電気代

ダイキン うるさらX AN28YRS-W (換気機能有り)

標準設置工事セット DAIKIN S28YTRXS-W ホワイト うるさらX RXシリーズ [エアコン (主に10畳用・単相100V)]

畳数のめやす 能力(kW) 消費電力(W)
pastedGraphic.png 8~10

(13~16m2

3.6

(0.6~7.3)

660

(100~2,000)

pastedGraphic_1.png 8~12

(13~19m2

2.8

(0.7~4.0)

550

(100~1,000)

消費電力量期間合計(年間)779kWh

単純計算で1日10時間つけっぱなしの場合

660W ✕ 10時間 = 6.6kWh

1日の電気代 = 6.6kWh ✕ 26円48銭 =174円77銭

※東京電力の120kWhをこえ300kWhまでで計算した場合

1ヶ月 5,418円増(1ヶ月つけっぱなしの場合)

◎その他電気代

デスクトップパソコンの消費電力は、50~150W

ノートパソコンの消費電力は、だいたい20~30W

照明器具(蛍光灯)60W

照明器具(LED)16W

デスクスタンド(LED)12W


パナソニック LEDデスクライト 置き型 文字くっきり光 昼光色 調光 ダークグレー SQ-LD517-K

デスクトップパソコンと蛍光灯照明とデスクスタンドを利用したと考えると

約200Wとなります。

単純計算で1日10時間つけっぱなしの場合

200W ✕ 10時間 = 2kWh

1日の電気代 = 2kWh ✕ 26円48銭 =52円96銭

※東京電力の120kWhをこえ300kWhまでで計算した場合

1ヶ月 1,642円増(1ヶ月つけっぱなしの場合)

エアコンと合計すると

1ヶ月 7,060円増(1ヶ月つけっぱなしの場合)

◎水道代について

東京都の水道料金の場合

水道料 1㎥ 24円と考えた場合 下水代 ※今回は計算しないことにします。

このように単純に計算します。

従来品 (小)10L (大)13L

節水タイプ (小)5L (大)6L

一人当り1日大1回、小3回として計算した場合

従来品 43L → 1円3銭/日 +下水道代

節水タイプ 21L → 50銭/日 +下水道代

水道はそれほど影響がないのかもしれません。

■光熱費を抑える対策として

◎その1 室内の断熱性能を上げるリフォームをする

エアコンの稼働時間を抑えることが大きくなります。

エアコンは弱運転、強運転など室内温度の変化で運転モードが変わります。

そう考えると、一度エアコンで強制的に温度を変化させたなら、その温度が変わりにくい室内環境にすればいいのです。

いわゆる、魔法瓶のようなことです。これが断熱対策です。

◎その2 家電製品の省エネ化

・エアコン器具を最新機種(省エネ)にする

数十年も前のエアコンと最新のエアコンでは性能も消費電力も違います。

・照明器具をLED化する

◎その3 衛生機器の省エネ化

・洗面の手洗いの水栓を省エネタイプにする。

混合水栓の場合少しでもお湯側にひねると、給湯器が作動し余計な燃料費が発生します。その様なことを防ぐ水栓を利用

みずを出す時に、空気を混ぜること水圧は変わらずに節水することが出来る水栓もあります。

・節水タイプのトイレにする

・暖房便座の省エネタイプにする

在宅時間が長期化することで、快適性を求めた住宅

在宅時間が増えるということは、人生の中で家で過ごす時間が多く占めることになります。

そう考えると人生に占める割合の多い居住環境を良くしたいと思うものです。

「どうせリフォームするなら快適性を求めたい」そんな方法を紹介したいと思います。

■在宅ワークによるデメリット

デメリット

  • 業務上のコミュニケーションが減る、不足する。
  • 情報収集量が減る
  • 自己判断が多くなる(相談しにくい)
  • 運動不足になる
  • そのデメリットを補う代わりに、快適性を追求してみてはどうでしょうか?

快適性とは

具合がよく気持ちがいいという要素を満たすこと(人により違う)

室内空間の広さ、色調、視界、空気環境、臭い、音などで 心地よいともいいます。

建築を勉強する時に教わることですが、快適さを測る一つの方法として、快適性能評価(PMV)があります。

快適性能評価(PMV)とは?

(Predicted Mean Vote)“平均予想温冷感申告”

温熱環境要素は,空気温度,湿度,放射,気流の 4 つの環境側の要素と,在室者の着衣量と活動量の 2 つ の人間側の要素とから算出したもの。

リフォームでは、この環境側の対策を考えることで、良くすることが出来ます。

NEBとは?

生活の質の向上や精神面での豊かさなど、これまで図ることができなかった効果を計測し、評価しようとする指標がNon Energy Benefitです。

熱的快適性指標(居住者の熱的快適性の改善を評価する指標)

熱的満足感指標(居住者の熱的満足感を評価する指標)

  • 断熱性の高い住宅に住むことで、ヒートショックなどの健康面のリスクを減らす効果
  • 断熱性やパッシブクーリング等の技術により執務空間や居住空間の快適さを増し、生産性・健康を増進する効果
  • 空調を上手に制御することで、省エネでありながらも快適性を保つ効果

メモ

パッシブクーリング:エネルギーに頼らない方法で快適さを保つ方法。

(※引用:環境省 ライフスタイルイノベーションHPより)

私が思うこれからの住宅は、見た目の豪華さや素材の質感重視よりも、「快適性を兼ね備えているか」に重視していきたいと思います。

快適性を追求する場合、設備機器でまかなえたり、満たすことが出来ます。

これからのリフォームの投資は、設備の投資が重要になっています。

そのためには、ニュートラルな空間、でシンプルな作りが望ましく、設備機器の購入予算を考えておく必要があります。

まとめ

せっかくリフォームするのであれば、これからの”ニューノーマル時代”に合わせた形にしてもいいのではないでしょうか

今回の内容をまとめます。

”ニューノーマル時代”に対応するために考えられること

  • 手に触れるものに対しての抗菌化(前回説明)
  • 外から室内にウイルスを持ち込ませない工夫(前回説明)
  • 換気・空調システムによる空気清浄強化(前回説明)
  • テレワークや在宅ワークスペースが出来る部屋の確保(今回分)
  • 在宅時間増加に伴う光熱費の上昇を抑える対策(今回分)
  • 在宅時間が長期化することで、快適性を求めた住宅(今回分)

リフォームするなら絶対に失敗したくない! を念頭にして考え、

今後もリフォームについて発信していきます。

参考になったことなど有りましたら教えていただけると今後の励みになります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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