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リフォーム 知識・学び

リフォーム【プラン・見積り提示・契約】のことについて

kokochi
こんにちは、日々の生活を大切にして、ここち良い暮らしを目指している「kokochi」です。 ここち良い暮らしに欠かせない『住居』そのリフォームについて取り上げています。

リフォームを考えたら、どの様に進めていくのかを全11話にまとめました。

 

全11話の紹介はコチラにまとめました。

詳しくはコチラ

  1. 認知
  2. 検討開始
  3. 実施決意
  4. 情報収集開始
  5. 条件整理
  6. 資料請求
  7. 会社・相談会訪問
  8. 営業担当接触
  9. 現場見学会訪問
  10. 建物調査
  11. プラン・見積り提示
  12. 契約

プラン

プラン打ち合わせになると、非常に楽しい時です。

伝えた要望がどのように提案されるのか楽しみなところです。

 

建物調査の報告を受けて、直さなければならない部分の認識も出来たところで、プランに反映されているか確認もしておきましょう。

 

プランには大きく3つの提案があると思います。

3つの提案

・建物についての改善策

・こちらの要望に対する提案

・リフォーム会社からの新たな提案

できれば3社のファーストプランが出揃ってから次のプラン打ち合わせ日を決めるといいです。

 

建物についての改善策

この部分は業者によって内容が違うところです。

どの提案が正しいのか、判断に迷うところなので、説明をしっかり聞くようにしましょう。

また費用対効果についても検討が必要になります。

 

説明を受ける場合、工事の過程を説明してもらうとわかりやすいです。

今ある姿からどのようにしてこの計画になるのか、工事手順を教えてもらうのです。

そうすると理解しやすいです。

 

比較するには、部位に対して、A社、B社、C社のそれぞれの改善策が一覧でわかるようにするといいです。

比較一覧

●屋根

A社:瓦の漆喰をめくって漆喰のやり替え

B社:瓦の棟部分は積み替えし、漆喰をめくって漆喰のやり替え

C社:瓦の谷の板金の交換のため一部瓦をめくり差し替え。漆喰はめくって漆喰のやり替え

●1階洋室の床の傾き

A社:既存の床の上に下地を組んでその上からフローリング貼り。段差5㎝できる。

B社:床根太まで解体して組み直しの上フローリング貼り。段差は無い。

C社:床根太まで解体して組み直しの上フローリング貼り。段差は無い。ついでに床断熱材を入れる。

このように部位ごとにまとめておくと、わかりやすいです。

 

なぜその工事内容を選択したのか、詳しく聞いて納得できるようにしましょう。

お金を出せば良くなるのは当たり前ですが、予算オーバーするかもしれません。

費用対効果を考え、検討していきましょう。

 

こちらの要望に対する提案

この部分は、一つ一つの要望に対してどうなっているのか確認しましょう。

 

結果の部分が大事ですが、そうした経緯、理由をよく聞いてみると次のことがわかります。

結果を聞いて思っていたことと違う

・伝え方が間違っていた

・相手が理解していなかった

・途中の考えまではあっているので方法に問題がある

・問題点の発掘

・新たな知識、発見

このことを繰り返し打合せすることで、より良いものとなってくるはずです。

 

リフォーム会社からの新たな提案

あっと驚く、自分の想像もつかないようなことを提案されると嬉しいものです。

流石プロの提案!と一気に顧客のハートを掴み契約となる場合もあります。

 

ただしすぐにその会社に決めるのではなく、慎重になることが大切です。

一時の感覚に左右されていないか冷静になって考え、他の部分の確認が抜けないように注意が必要です。

 

プロからの提案は、プロの経験からお客様のことを思い将来のことを踏まえて提案してくれます。

 

提案に対して次のことを考えてみましょう

考えること

・メリットとデメリット

・その効力の継続期間

・今しかできないものか

・コスト

以上から、価値を見いだし判断していけばいいと思います。

 

概算金額を把握する

業者さんからいろいろと提案を受ける中で、予算を頭に入れておかなければなりません。

 

現在でおおよそいくらのか

この提案をするといくら増減するのか?

またこの場合はどうなのか?

そうすることで提案ごとの大まかな金額もわかります。

 

以前に整理していた優先順位で判断していきましょう。

『(第4話)情報収集の前にすること④優先順位をたてる』を参考にしてください。

詳しくはコチラ

 

この方法で大まかな予算と大まかな概算金額がだいたい合うようにします。

 

お得な制度利用

リフォームするにあたりお得な制度がたくさんあります。

お客様のことを思う担当者であれば、最初にそのような制度を教えてくれます。

 

ただ、リフォーム担当は非常に業務が多岐にあり忙しいです。

制度を利用すると、申請や検査、契約方法など色々と大変な処理が必要になり、好んで説明しないこともあります。

 

まずは、制度があることだけでも知っておきましょう。

利用条件はとても複雑なので、実際の業者さんにて確認しましょう。

 

減税精度

・所得税の控除(投資型減税・ローン型減税・住宅ローン減税)(令和3年12月31日まで)

・固定資産税の控除(令和4年12月31日まで)

・贈与税の非課税措置(令和3年12月31日まで)

・登録免許税の特例措置(令和4年3月31日まで)

・不動産取得税の軽減措置(期日確認のこと)

 

補助精度  ※期日確認

 

融資制度

  • 住宅金融支援機構【フラット35】
  • 住宅金融支援機構リフォーム融資

プランのことについては以上となります。

 

 

今回は契約までの流れについて説明します。プランの考え方などは、また別の機会にまとめていきたいと思います。

 

見積り提示

リフォームは新築と違い、無いところから新しく造るわけでなく、有るところからの作業です。

そうなると、取り除いてから造ることになり、取り除く工程が余分に発生し、コスト高に繋がります。

 

技術的にも高くなりますし、時間もかかります。

価格を新築の値段と比べがちになりますが、そのことは考慮しなければなりません。

 

注意すること

見積りの細かな内容は、その当事者にしかわからないので、大きくとらまえて注意することを説明します。

 

注意すること

・見積もり査定

・極端に安い金額の場合

・価格に含まれていないものを考える(保証など)

・追加費用について確認しておく

・施工体制

 

見積もり査定

見積もり金額の正当性を比べるのは、素人にははっきり言って無理です

 

同じ項目に対し金額をくらべるなら可能です。

しかし業者によつて書式、計算方法などバラバラです。

同じ条件で依頼したつもりが金額に大きく差があります。

 

あえてそのようにしている場合もあります。

それぞれの業者はまず受注したいはずです、競合があることを意識しており、比較されたくないのです。

よって明細はテクニックを使ってきます。

 

お客様でもわかる部分の金額は安くする

洗面化粧台、玄関扉など定価が出ている商品などは安く見せることで、この業者さんは全体的に安く仕入れることができて全体的に安いイメージが出ます。

または、当社は値引きしません! 最初から当社は少し高いです! などと言っておきながら、キャンペーンなどと理由をつけて最後に破格的な値引きをする方法。

 

ですから、それに踊らされないで、しっかりとした考え方が必要です

もちろんそのような業者さんばかりではないし、自分の選んだところはそうではないと信じたいところです。

 

極端に安い金額の場合

金額が安いに越したことはありませんが、極端に安い業者は何かあると考えなければなりません。

積もりに構成されるものは仮設費、材料費、工事費、経費大きく4つです。

 

仮設費は、安全で品質をよくするための足場や養生費などです。

材料費は、メーカーの製品や建築資材です。

工事費は、材料の取り付けなどの人件費です。

経費、会社を運営するための費用です。

そこに利益が含まれます。

 

極端に安い会社はそのどこを削っているのかです。

業者から「材料費で利益を取っていないので安くしています」とよく耳にします。

しかし会社である以上利益を出さなければ運営出来ません。

そう考えると、工事費の人件費を押さえます。

理由は一番簡単。

工事に携わる職人さんの時間を減らしていけば、安くなる訳です。

時間を減らすには、手間を省くことです

この様な場合もあるので、注意しましょう。

 

価格に含まれていないものを考える

見積もり金額に含まれないサービスがあります。

それは、アフターメンテナンスなどの保証体制などです。

 

定期点検などあるのか、工事中の対応、災害時の場合など確認が必要です。

金額提示までに、契約時の約款、保証書などの確認をしておくといいです。

 

近年では第3者機関による、保証制度(住宅リフォーム瑕疵担保補償制度)もあるので、内容によっては考えてもいいと思います。

リフォーム瑕疵保険を利用できる事業者を検索するサイト

一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険教会

HP:www.kashihoken.or.jp/

 

追加費用について確認しておく

工事が始まり、不要な部分を取り壊したら柱・梁などが腐っていたり、確認できていない壁の中で漏水が発生していたなど、新たに発見される不具合が出てくる場合があるのです。

内容にもよりますが、この追加費用については意外とかかるものです。

 

事前調査で床下などは確認できていますが、壁の中までの確認は実際難しいです。

そういった事情を前提に当初の見積り価格を安く設定しておいて、
いざ、契約して工事が始まってから、かなりの追加費用を請求するようなケースもよく耳にします。

きっちりと調査した上で、金額提示し、工事中の不足の事態については追加請求しないところもあります。

そのような場合、同じ土俵では金額は違って来ます。

しっかりと追加費用について確認し、記録を残しておきましょう。

 

施工体制

リフォーム業者の選定時の重視点で一番多いのが、「工事の質・技術」です。

参照:一般社団法人住宅リフォーム推進協議会 H30年度実施

 

以下のことを比べて見ましょう。

比べてみる

  • 自社で施工するのか、下請けで施工するのか
  • 品質の検査体制はどうなっているのか
  • 担当者、管理者、大工、関連業者
  • アフターは誰が見るのか

確認して疑問に想わなければいいと思います。

 

その他注意事項

  • その他工事(別途工事)の内容確認
  • 工事期間が明記されているか
  • 支払い条件が明記されているか
  • 二重計上されていないか
  • 保証期間がわかるか
  • 値引きの根拠があるか

見積書に安易に署名してはいけません。

※契約したものと主張される場合がある

 

リフォーム比較ポイント

リフォームの特性は

出来上がった製品を購入することや、出来上がった建物を購入するのではなく、 工事のシステムや保証を信用して買い、 契約した商品が、出来上がってみて始めて 失敗か・成功か明らかになるもので、理想の完成形になる保証がないのです

よって、見積り内容だけの判断は避けなければなりません。

 

大きな前提としてリフォームするなら絶対に失敗したくない!

このことをもう一度考えて、3つのポイントを紹介します。

 

考えてみること

1・工事内容の過程の説明

2・プランニング計画とトータル金額

3・担当者を含め関わる人の相性

 

工事内容の過程の説明

この部分が1番重要です。

各社によって工事内容それぞれ違います。各社さまざまな説明をしてくると思います。

どちらが正しいのかなかなか判断できないものです。

 

大体の説明が工事の説明だからわかりづらいのです。

工事の過程を説明してもらうといいです。

 

今ある姿からどのようにしてこの計画になるのか工事手順を教えてもらうのです。

そうすることで工事の違いがよくわかります。

 

それでもわからない場合は、最初にどれくらい調査をしてくれていたのか、 を判断材料にするといいでしょう。

 

どちらが信用できるのかを見極めることです。

 

プランニング計画とトータル金額

こちらの要望をしっかりと聞き取りしてくれるかが重要。

リフォームは私たちの大切な家を安心でここちいい生活の為に行うものです。

まずは、私たちのことを理解しようと努める姿勢が大切になります。

そのうえでプロとしての付加価値のある提案をしてもらいたいところです。

 

それと、トータル金額オーバーで払えなければ計画自体意味が有りません。

出された金額が許容できる範囲に出来ないか考えなければなりません。

最初の見積り金額で判断するのではなく、 その時点で予算をオーバーしていると伝えて出来るだけ工夫をお願いしてみることが良いでしょう。

 

担当者を含め関わる人の相性

契約するまでに、 たくさんの人を紹介されます。

担当者だけが私たちの前に出る場合もありますが、私たちと関わってくる人との相性がとても重要になります。

 

契約後に予定通りにいかない事がよくあります。

その場合に、担当者を中心に都度対応してもらうことになりますが、 相性の合う人であれば気軽に相談できます。

そして満足いく説明や対応をしてくれることに期待できます。

 

私たちのことを理解してくれていれば、 安心感が違います。

最終的には人で左右するといっても過言ではないのではないでしょうか

最後に、信頼出来るか判断しましょう。

 

もし一番、印象が良い会社が費用が高いということであれば、 率直に相談してみるのも良いでしょう。いい結果が得られる場合もあります。

 

契約

見積りの合意が出来て業者が決まれば、次は契約です。

契約とは 二人以上の当事者の意思表示の合意によって成立する法律行為。 参照:weblio

必ず契約書を取り交わすこと!です。

 

当たり前ですが、口約束だけだとあとになってトラブルの原因になります。

どんなに小さな工事でも必ず書面で契約しましょう。

 

契約で決めておくこと

決めること

  1. 工事場所、名称
  2. 工期
  3. 請負金額
  4. 支払い方法
  5. 注文者、請負者

通常契約書には、上記5項目などの基本事項しか記載されていません。

細かな内容は契約書に添付されている書類で確認することになります。

 

契約書の添付書式

添付書式

  • 契約書
  • 注文書・請書
  • 請負契約約款
  • 見積書
  • 図面
  • 仕上表
  • 打合せ資料

契約書以外にこれらの書類の有無を確認しましょう。

 

印紙税法上の印紙が必要となります。各々で印紙を用意する必要があります。

 

注意事項

契約書の約款は調印前にかならず読みましょう。

小さな字でたくさんの文字になっていますが、重要なことがたくさん書いています。

請負契約約款の無い契約は問題があります。

 

例えば、工事中に、第三者の事故が発生した場合、地震や火災が発生した場合など、何も明記なければトラブルの原因になります。

 

まとめ

リフォームを認知してから契約までの流れを説明してきました。

いちばんの山場であるプラン・見積り提示そして契約です。

私自身、リフォームに携わり感じたことをまとめました。

 

消費者目線でのリフォームの流れを説明することで、また違う着眼点が出来ると嬉しいです。

合計11話となりました。まだ確認していないものがあれば確認していただけると嬉しいです。

 

リフォームするなら絶対に失敗したくない!を念頭に考えて発信しています。

インターネットで調べても、企業宣伝や紹介サイトばかりです。

もっと中立的でユーザー目線のものがあればいいと思い、私の経験と知っていることを皆さんに情報発信しています。

 

リフォームについて学んでいただけるような場所を作りたくて、

『リフォームを考えたら学べるブログ』を作りました。

今後もリフォームについて発信していきます。どうぞ、よろしくおねがいします。

 

参考になったことなど有りましたら教えていただけると今後の励みになります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

リフォームを考えたら、どの様に進めていくのかを全11話にまとめました。

全11話の紹介はコチラにまとめました。

詳しくはコチラ

 

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